2011年4月15日金曜日

常照寺へ

常照寺は、知る人ぞ知る桜の寺。大徳寺とその周辺の戦国武将の菩提寺(塔頭)をじっくり散策後、近くに桜の寺があると聞いて訪問しました。遊女の島原太夫が髪をおろして入った寺だそうで静かな小さなお寺でした。午後4時の閉館を過ぎていましたが横手の御用扉を開け、そっと中へ。気付いた寺の人が手招きし、どうぞどうぞ参拝くださいとのこと。

遠来の友人が1泊2日で京都を訪問したので、2日間ゆったりと散り始めの、いえまだ咲いている桜を求めて出掛けました。御室仁和寺など遅咲きの桜はチラホラのようで、今後のお楽しみが残っていますが、私は大満足ですね。こんなにたくさんの桜を毎日まいにち見たのは初めてのこと。4月生まれの私は、願わくば西行のように、花の下にて春死なんの心境です。

                                この寺の桜は満開でした。まさに桜の寺。風もなく穏やかな春の一日
                   閉館後の入場のため、西日が射して一段と桜色が鮮やか