2012年12月27日木曜日

鴨川の桜

今朝、今冬最低気温で京都は氷点下だったとか。東京在住中は床暖房だったが残念ながら京都宅は構造的な問題で不可。結果、広いリビングではダイキンの大型空調機を設置し、妹から送付された温風器を活用しながら底冷えの京都の冬を何とか凌いでいます。西向きの部屋のため夕陽が差し込んで暖かい。

鴨川の団栗橋は日常の通用路ですが鴨川や高瀬川の畔の桜の枝先をふと見ると小さな蕾が一杯並んでいる。桜の蕾は一体いつから花開く日の準備を始めたのやら。聞けば葉が落ちたらすぐに少しずつ蕾を膨らませ、花が咲いたと思ったらパッと散る。ナンと辛抱強く潔ぎ良い花だろう。

               遠くの北山にうっすらと雪が積もっているが川辺の桜は確かに蕾が

2012年12月26日水曜日

ブライトンホテルへ

友人とクリスマスイヴの午後ブライトンホテルでクリスマスケーキでお茶を・・・と思いましたがケーキは見事に売り切れ。そういえば苺のショートケーキを食べたのはいつのことやら。子供の時から生クリームが嫌いでクリームをお皿にのけてスポンジのみ食べていました。

なぜか無性に食べたくなったのに食べられないのは残念至極。ブライトンホテルに足を運んだのは初めてです。ブライトンはややグレードの高いホテルで和食もステーキも美味しいとか。京都の友人は車でアチコチへ連れて行ってくださり私にとっては楽しく嬉しい出来事です。感謝!感謝!!

                  喫茶ルームから高い吹き抜けの美しいエントランスホール
              写真がやや傾いたかな!ライトアップされたツリーは昼でも美しく優しい

2012年12月24日月曜日

日展へ

昭和8年創建の煉瓦タイルを使用した重厚な京都市美術館で開催中の第44回日展を観覧しました。日展を観たのは何十年ぶりのこと。私は10代の頃油絵を描いていたが日展に出品するのはダサいとの定評で仲間の誰も出品しなかった格式の高い遠い存在の絵画展です。

友人の誘いで最初に彫刻部門へ。本日は多数の高名な彫刻家や出品者が彫刻とは、各作品の制作意図など丁寧に説明してくださいました。日本画はその様相が変わり油絵の表現に近く200号前後の大きな作品ばかり。油絵も大きなサイズが主流で優しい作品が多く、工芸部門が最も色鮮やかで主張的な作品でした。

           ポスターのデザインは素晴らしい。例年このデザインを使用とのこと。さすがデス
               冬の青空がよく似合う昭和初期の堂々たる建築の京都市美術館

平安神宮へ

朝、小雪がちらつく寒空でしたが昼頃は晴天になり岡崎公園の平安神宮へ行きました。凍てつく冬空の下、さすがに応天門から大極殿前の広大な広場にも人影が少なくスッキリと参拝できました。794年平安京の開祖第25代桓武天皇を祀る美しい神社です。

創建は明治23年と比較的新しい建物です。博覧会開催跡地に創建時の平安京を5/8のサイズで忠実に再現したそうです。春には裏側に広がる庭園内にきれいな紅枝垂桜が咲き、池の向こうの能舞台でコンサートが開催されますが、初めて聴いた時日本人に生まれて良かった!と鳥肌が立ちました。

               平安京政庁の大極殿を再現。白砂が広々と。雲は雪の予感十分
         応天門。鮮やかな朱色が象徴的。この前に立つ大鳥居が我が家のベランダから見える

2012年12月22日土曜日

クリスマスカード

東京の若い友人からオシャレで可愛いクリスマスカードが到着しました。彼女は4月末~5月初めフランスのパリで一緒に美術館巡りや観光をし、11月末は京都で紅葉見物をしました。彼女は美容皮膚科の医師で私に基礎化粧品を送ってくれる貴重な存在です。

私が子供の頃は現代のように華やかにクリスマスを祝う習慣がなかったように思います。夜、靴下を頭の上の畳に置いて寝ると両親がキャラメルやチョコレートを入れてくれました。私は寝た振りをしてその行為を盗み見て、太い煙突の無い我が家にサンタクロースが来るはずがない。親が子供を騙すのはよくない。と・・・

     雪だるまが4個。京都は先日雪がチラホラ降りました。予報では24日は雪らしい、そうです





2012年12月12日水曜日

本能寺へ

戦国時代、頂点を極める直前に非業の死を遂げた織田信長の本能寺へ。消失前はもう少し南西の地にありましたが再建時京極に移されたとか。現在の京極は若者達が集う歓楽街の北の端にあり場所としては拍子抜けの感。2年前参拝した時本殿は改修中でしたが今回は完成済み。

暦女の私としては織田信長と聞けば感情が高ぶるところですがこの本能寺・・・あまりに胸に心に訴えるものがなくふ~んと本殿をグルッとひと巡り。新し過ぎるせいか大きすぎるせいか立地条件が騒々しいからか。亡くなった時遺体がなかったので逃亡した、地下道で果てた、など諸説があるが想いを巡らせるにはう~ん物足りない。

           本能寺は信長の京での滞在地のため、寺内は多少要塞化されていたというが
             味気ない信長公の御廟。門構えは立派だが公を心から敬う何かが足りない

大江能楽堂へ

中京区の大江能楽堂へ行きました。知人の若い狂言師のお招きで狂言見学が目的です。市役所横の町の中にあり明治期の100余年前創建の大江能楽堂は古き時代の良き面影を残す芝居小屋のような能楽堂でした。午前中で七番の演目。若い知人は一番目の雅礫と六番目の寝音曲に出演。

伯母ヶ酒では男性外人が演者として出演しびっくり。台詞も動きも正座も立派な狂言師。
演技は見事な酔いっぷりで思わず会場から笑いがこぼれました。会場のアチコチにストーブが置かれていたが当日はあまりに寒く私は午前中で退出。日本の伝統文化には凛とした美しい佇まいがあり素敵ですね。

              客席が500余もありそうな立派な能楽堂。明治の面影がしっかり残る

2012年12月10日月曜日

京都市役所前へ

我が家から御池通りの京都市役所まで徒歩25分。晴天の気温6度の冷たい日曜の朝9時頃、市庁舎前広場は多数の人々でごった返していた。何事?と思った瞬間「フリーマーケットにお集まりの皆様公明党の・・・」なるほど。建物の築年数は古そうですがカッコよい市庁舎で大好きです。

門川市長はいつも和服姿で業務を遂行し市の発展のために活躍している様を新聞紙上で拝見するため名前と顔をすぐ覚えました。この際エントランスを覗いてみようと目指したが残念ながら日曜で休館日。たまたま前を通過しただけですが次回、市庁舎内をゆっくり見学したいと思います。

              今朝は抜けるような青空だったことを写真を見るまで気づかなかった

2012年12月7日金曜日

多摩プラザセンター(東京)へ

11月下旬甥の結婚式前日、東京の多摩で京王プラザに宿泊した際、綺麗なイルミネーションを見ました。家族13人で夕食後、妹・姪・その子供の4人でホテルから直結した多摩プラザ駅前のイルミネーションを堪能。姪達は「豊川にこんなに綺麗なイルミネーションはないね」と感心することしきり。

当日はかなり冷たい夜でしたが満月でキラキラと色鮮やかな光が輝いていました。そういえば、京都もこんなに美しいイルミネーションはないので、私もすっかり田舎住まいになった気分です。結婚式は両家の親族と友人達の少人数で式と会食のみ。シンプルでしたが若い2人がより良い家庭を築くよう心から願っております。

                十文字に広がった道路に鮮やかな光達が夜空いっぱいに輝いて

2012年12月5日水曜日

建仁寺へ

京都最古の禅寺、建仁寺へ。臨済宗建仁寺派の大本山。開山は栄西禅師で2度入宗し中国から初めて茶種を持ち帰って栽培することを奨励したそうです。当時のお茶は高級な飲物で薬としての効用があったとか。創建は鎌倉時代1202年。純粋な臨済宗の禅寺として修業の場となりました。

鎌倉時代発祥の禅宗の臨済宗はどちらかといえば貴族や武家など上流階級の禅寺として普及し、曹洞宗は一般庶民に普及したとのこと。なるほど伊藤家は曹洞宗ですが京都市内には確か2寺しか存在しない。俵屋宗達の風神雷神図屏風や小泉純作の双龍図があまりにも有名です。

                    建仁寺の方丈。受付で写真OKですとのこと。展示は高精細デジタル複製、本物は倉庫
 法堂天井の巨大な双龍図。創建800年を記念して小泉淳作が2002年に制作。堂内は暗くポスターをパチリッ