2014年10月27日月曜日

新島襄旧邸へ

大河ドラマで有名になった新島襄と八重の旧邸を訪ねました。京都御所の東側で廬山寺の南側でした。東日本大震災の被害地福島の復興を目指して史上で無名に近い新島八重の生涯が強く逞しく美しく描かれました。幕末の動乱期、お家の事情に巻き込まれ戦った女達の生き様です。

新島襄が創設した同志社大学は旧薩摩藩邸跡。東京へ天皇が移った京都御所北側の絶好地の広大な敷地にレンガ色の瀟洒な校舎が広がっています。キャンパスはカソリックの雰囲気で日本中の学生を象徴する学校へ進化しました。襄と八重さん、どんな顔で見守っていることでしょう。

                                                                             

廬山寺へ

リハビリ通院の道すがら梨木神社横をタクシーが通ったので、以前から気になっていた廬山寺へ立ち寄りました。京都御所東側の廬山寺は紫式部の邸宅跡。紫式部の曽祖父が建てた邸宅であり式部はこの地で育ち結婚生活を送り、1人娘を産み育て59歳でこの世を去ったとのこと。

フランスのユネスコ本部に登録された世界最古の偉人であり文豪の紫式部は「平安京東郊の中河の地」で生活していました。廬山寺は天台宗の寺ですが、源氏物語・紫式部日記・紫式部集などをこの地で執筆。世界文化史上屈指の史跡であり、世界文化発祥の地ともいわれています。

                                                                         

2014年10月24日金曜日

鞍馬の火祭へ

この日の完治を目標にリハビリに励みました。友人知人と一緒に小雨混じりの中、皆様に気遣いをいただきながらお山をゆっくりと一歩ずつ。鞍馬寺で管長様が優しい笑顔で迎えてくださり傷んだ膝を撫でてくださって感謝感激!!素敵な法話を伺った直後、本堂前へ進むと東南の空に虹が。

鞍馬の町の人々は1年がかりでお祭りの準備をするそうです。火の粉を背中で浴びながら鞍馬寺の山門までサイレーヤ、サイリョーの掛け声で練り歩きます。デビューは5歳とか。雨はすっかり止んでクライマックスは大松明へ。山門前の石段に赤く燃える松明が勢揃いする様は圧巻です。

    写真は京都新聞から。擁州路は鞍馬寺境内の料理屋。飲食しながら火祭をゆっくり見学

2014年10月17日金曜日

蜩ノ記へ

葉室嶙の直木賞受賞作品「蜩ノ記」が映画化されたので観に。四条烏丸の銀行へ行ったついでにタクシーで京都駅南のイオンモール内のT・ジョイ京都へ。映画を見るのは3ヶ月ぶりかも?10年後に切腹を命じられた武士が夫として父として師としてー。愛に溢れ信義を貫いた美しき人生。

葉室嶙の名前は直木賞受賞で初めて知り、蜩ノ記を読んだ直後に3冊読みました。山本周五郎や藤沢周平に通じる武士や家族の生き様を見事に描いています。製作陣は黒沢明監督と映画創りに携わった方達。山里の四季の美しさが心に滲みる作品でした。原作をもう一度読まなくては、、、

                        藩史執筆中に起きた不祥事の責で山里に隠遁し10年後に完成させるが                      

2014年10月12日日曜日

愛宕念仏寺へ

化野念仏寺から車で北へ一方通行で1分の至近距離の愛宕念仏寺へ。創建は奈良時代。山城の国に愛宕寺として建立されたが平安京の初め鴨川の氾濫で堂宇が流出したため天台宗の僧によって東山に再興されました。ご本尊は厄除千手観音様。階段が多いので両膝は痛みの極みに達したが、、、

大正11年、愛宕山の信仰的な役割と鎌倉時代建築の本堂保存のため当地に移築されました。昭和56年寺門興隆を祈念し境内に和かな羅漢の石像で満たしたそうです。羅漢様はニコニコと誰もが笑っている。参拝が終わった時間は昼近く。本日の京都観光は短時間で存分の大満足でした。


化野念仏寺へ

化野念仏寺の建立は1200年前のこと。弘法大師が野ざらしになっていた遺骸を埋葬したそうです。その後法然上人の念仏道場となり現在は浄土宗に所属しています。ご本尊の阿弥陀坐像様は湛慶作で鎌倉彫刻の秀作と評され、境内に祀る8000体を数える無縁仏は化野の山野に散乱埋没、、、

していた無縁仏を、明治中期地元の人々の協力を得て集め配列安祀したそうです。あだしの=はかない、虚しいの意ですが、化の字は生が化して死となり、この世に再び生まれることや極楽浄土へ往生する願いを意図しているとか。子供叱るな来た道だ。年寄り笑うな行く道だ。

                            怪我した脚は両方とも痛みがいや増したが、不思議にも歩ける!                                
                                                                             

嵐山・高尾パークウエイへ

高山寺参拝を終えたのは10:30。余りに早かったので化野念仏寺へナビを入れたら有料の嵐山・高尾パークウエイへ入ってしまった。高尾から嵐山まで、西山を切り開いた快適なドライブウエイで気分満点。走る車も少なく痛快そのもの。台風19号が近づいているのになんと青空が。

見事なクラシックカーマニアが多数集合し、途中で京都市街が一望でき、葉先が赤く染まり始めたモミジ並木が続き、、素敵な空間に出会って大感激!!絵に書いたような保津川峡を遠望してウットリして、新鮮なオゾン層を胸いっぱいに浴びた、嬉しくも贅沢な時間でした。

            亀岡から嵐山の渡月橋まで走る急流が眼下に。山を巡って右から左へ絵のような                                  

栂尾高山寺へ

東京の若い友人が高山寺へ行きたいと連絡が。今、国立博物館で「高山寺と鳥獣戯画展」を開催中と伝え、じっくり拝観した後で山深い高山寺までドライブしました。早朝の市内や周山街道はスムーズで我が家から30分で到着。高山寺は若い時から何度も通った思い出深いお寺です。

鳥獣人物戯画は国宝の指定を受けた直後、国立博物館へ預けられ展示はレプリカに。兎・蛙・馬・牛などが楽しげに遊ぶ鮮やかな技法に建築家の友人とにっこり。展示の石水院は国宝で鎌倉時代建築。本堂には奈良時代作の薬師如来坐像が。階段が多く膝はかなり悲鳴をあげたが何のその。

                     京都国立博物館の入口付近で撮影した筆のタッチが見事な鳥獣人物戯画                              

                                                                                               

                                                                           

将軍塚青龍殿へ

リハビリ通院の帰りに医師の許可を得て青蓮院門跡の飛地、将軍塚青龍殿へ。シャトルバスで15分の行程で山上へ登りました。将軍塚は平安京造営の際、桓武天皇がこの地へ登り都の鎮護のために将軍の像を土で作り鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ太刀を帯させ塚に埋めたそうです。

国宝 青不動明王様を青龍殿落慶記念のためにご開帳。12月28日までの特別公開です。青龍殿の裏には清水の舞台よりも広いテニスコート4面分の大きな舞台が完成しました。右から大文字・比叡山・平安神宮・鴨川・京都御所・左大文字・二条城などを見下ろす絶景ポイントです。

                         右手下の芝生が将軍塚。青龍殿の青不動様に怪我回復を心から祈願

2014年10月9日木曜日

京都国立博物館へ

エイヤーと気合を入れて本日の15:30我が家を出発。京都国立博物館で開催2日目の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」へ。なんと50分待ちの大賑わいでしたが入館はスムーズ。音声ガイドに従って解説展示物を観ながら前へ。念のため杖を持参したが途中でさすがに痛いイタタッ、、

左膝が悲鳴をあげる寸前でしたが全てを観終わって大満足。1時間30分の長歩き。鳥獣戯画はなんと鳥獣人物戯画でした!!栂尾の高山寺へ初めて行ったのは20歳の時。新緑の青紅葉が目に鮮やかで以来、何度参拝したことでしょう!帰宅前に整骨院で全身マッサージを受けました。

                     1897年(明治30年)開館。主に平安時代から江戸時代の文化財を収集保管                                    

                                                                             

2014年10月8日水曜日

鴨川河原へ

京都鞍馬口医療センターへ通院の帰りに鴨川の上流で一旦停止し、河原の散歩道まで降りてみました。絶好の秋日和で青い空と白い雲が美しい日でした。通院の往復が結構楽しいのです。鴨川沿い・京都御所・同志社大学・私の知らない寺町・梨木神社の話題のマンションなどなど、、、

鞍馬口までの行程は幾通りもあって楽しい!!タクシー運転手の中には観光案内可能者がいて右は、、左は、、と実に面白い!!3日前には皇室関係者か国賓か定かではないが、沿道の人々が日の丸の旗を振りパトカーと白バイ隊に先導された一団に遭遇。あれは誰だったのでしょう?

鴨川の北大路橋近辺から正面に大文字山がクッキリと。秋の日はことのほか、、

2014年10月6日月曜日

団栗橋へ

秋晴れの台風一過の本日の夕方、杖なしで鴨川を目指して歩きました。馴染みの佐川急便で立ち話をし、花見小路の昔の赤いpostへ2通の書類を投函して、お茶屋さんの娘さんにmailしたところ運良く自宅を出たばかり。疲れたらタクシーに乗ればいいかと軽い気持ちで出掛けました。

膝はまだ痛いけどリハビリ&ヨガの結果、脚の各所の筋力は怪我する前よりUPしました。これは自分の脚を見て太腿が締まったなーと実感。膝の痛みはMAX時より半減したかも?止まない雨はない!!は昨日の友人の激励mailの言葉。怪我する前に戻るか途中で終わるか、頑張るぞー!

                    美しい秋晴れに誘われてぶらぶらと祇園の花見小路を通って団栗橋へ