2014年3月28日金曜日

円山公園へ

八坂神社の東山の麓に丸山公園が。ここに日本一有名な大きな枝垂桜があります。佐野藤右衛門さんという桜守がお父様の代から守っている枝垂桜です。開花宣言した京都もこの桜はまだ固い蕾のまま。私が初めて枝垂桜を見たのは約50年前の20代の頃。天高く大きく横に枝を広げ満開の桜がわぁーと目に入った光景が・・・

桜の寿命は40~50年。しかし愛情溢れた手入れ次第で寿命は延ばせます。先代の藤右衛門さんが今の藤右衛門さんが生まれた時に植えた桜とか。樹齢は80年。烏のせいで最近は老化が著しく毎年大掛かりな手入れが必要です。4年前は幽霊のように枝がうなだれていたが最近は大きく枝が広がって壮年に戻ったようです。頑張れ!!

               池の手前の柳は若芽が開き始めしなやかな枝は春風に大きく揺れて
                                   八坂神社近くの若い桜は早や咲きで蕾が膨らんだ。春が来た!!

八坂神社へ

八坂神社(ご祭神/スサノオノミコト・櫛稲田姫命・八社御子神)へ。春休みのせいか人出が多い。東西南北に出入口があり夜間も楼門は閉じられることがなく開いています。中国の若い女性達が手水でしきりに拝んでいる。違う違う拝むのはあっちでここは右手と左手を洗い口をすすいで手元を流すと教えたらシェーシェー

八坂神社は我が家の京都の氏神様。1月4日正式参拝し御札をいただき神棚へ。愛知県の実家の氏神様もご祭神がスサノウノミコトでなんという偶然でしょう。荒ぶる最強の神様に守られて私と家族は今年もより良い御加護を受けられることでしょう。西楼門から我が家まで徒歩3分。お膝元で住まいすることができ幸いです。

                四条通に面した西楼門は夜間ライトアップされ京都の名所スポット
                毎日のように全国から全世界からご祈祷や参拝に善男善女が訪れる





古希です

月1回京都へやって来る妹と祇園のフレンチレストランで誕生会を開催!4月生まれの私は70歳、3月生まれの妹は65歳。二人で誕生日を祝うのは初めて。ランチなのにワインを飲んで食後にケーキのロウソクを消してほろ酔い気分に。隣席の主婦らしき人が拍手をしてくれました。私も妹も年金生活ですがお互いに元気で何よりです。

二人でイタリア旅行をしようと約束したのは数年前。ところが妹の舅姑の手がかかるようになり海外旅行は当分お預けです。月1回クタクタに疲れてもなお家族のために頑張る妹と京都で美味しいランチを食べ医療ヨガへ。先生の手にかかると速攻で妹の疲れが解消するので嬉しい限りです。縮んだ筋肉やスジを伸ばさなければ・・・

                テーブルに飾られたバラとスイートピー。ささやかな春の花だね!

2014年3月24日月曜日

祇園白川へ

大阪の卒業生と三輪恵比須神社の若い神主さんと祇園白川沿いのステーキ屋さんへランチに。窓辺に琵琶湖疎水から流れる祇園白川が見られ私の癒しポイントです。清流を眺めながらいただく神戸ステーキが美味しく小さなパン3種は絶品です。川の向こうは桜・柳・山吹などが芽吹き始めました。春はもうすぐ!!

4年前京都仮暮らしの時、友人に連れられて行ったのが初訪問。カードが発行され印鑑が一杯になったら3000円の食事券が。以後何度も出かけましたがカードをよく忘れ今回めでたく満杯に。なんとお店では現在カードを発行していないそうです。ご親切に「次回に利用できますよ」とのこと。ご親切な店に感謝です!!

                 枯れ木のように見えますが桜の木。蕾がかなり膨らんでいます
              いつもゆったりした窓辺席を確保。京都は川沿いの店が多く食事が楽しい




2014年3月11日火曜日

北野天満宮へ

待ちに待った上京区の北野天満宮(ご祭神は菅原道真公)へ。903年冤罪で九州大宰府へ流された後、都では天変地異が続き道真公の祟りと恐れ罪を許し都へ戻そうとしたが病で。道真公の霊を慰め祀るため、947年現在地へ北野天満宮を創建。京都の人々から知恵の神様として天神さん北野さんと親しく信仰されています。

白とピンクの梅はほぼ満開。紅梅は蕾~五分咲きでやや遅れている。2月下旬の梅祭は蕾だったとか。今年の開花は2~3週間遅く、新聞の開花情報を確認して参拝。境内には梅の香りが漂い春の気配がひたひたと。本殿前には大学や会社の合格祈願者が長い行列を成して参拝待ちしていました。皆様が幸せでありますように。

         一の鳥居から参道を通って重厚な本殿へ。拝殿前の紅梅は膨らむ寸前の大きな蕾が
                             今まさに満開の白梅。八重が多く梅の花も華やかで参拝者達の人気者
                                    ピンクの梅も満開。曇天から多少の青空が広がり梅が誇らしげ

妙心寺へ

大本山妙法寺(臨済宗/ご本尊は釈迦如来様)へ。臨済宗は全国で約6000の寺院があり妙心寺派は3500寺。10万坪の大きな敷地に46の搭頭を有する門跡寺院です。遠来の友人と花園駅で待合せ、冬の特別公開中の搭頭(聖澤院と龍泉庵)を参拝しました。聖澤院の公開は7年ぶり。優れた障壁画を展示しています。

片山尚景の獅子図、狩野典信の麒麟図は墨絵で大胆かつ精細な筆致、空想上の動物を描き、文人画家富岡鉄斎の巌栖谷飲図は中国の山谷を描いています。龍泉庵は由里本出や狩野探幽の菩提樹や沙羅の障壁画が、禅宗の中でも臨済宗は皇族や宮家や高級武士が信心した宗派で京都には多数あります。

          臨済宗大本山妙心寺の堂々たる山門。花園駅から徒歩3分。3月18日まで公開中
       聖澤院の庭園は枯山水。境内で梅の花が少し見られたが禅宗寺院は一般的に花が少ない

2014年3月9日日曜日

住本寺へ

東山区の日蓮正宗の住本寺へ。東山山系の山裾にひっそりと建っています。縁起と歴史をみると数奇な運命を辿っているようです。創建は1364年現在地とは異なる京木辻に建立。鎌倉時代に日蓮正宗に改宗し法華一揆で焼失し1550年に再建され破門された住職が引き続き占有居住したり、現在地に移転したり・・・

正門を入ると本堂は閉じられたまま人影がありません。本堂前には寒椿が夕陽を浴びて鮮やかに咲いていました。この寺にも確実に春の気配が偲ばれます。京都は南北に長い地形。同じ花の開花時期も南から北へ昇って咲きます。南と北では高低差もあり今出川辺りから北側の冬は相当寒く時々雪も降るようです。

        荘厳な正門横に住本寺の歴史が書かれ、ずっしりとした屋根瓦が住本寺の歴史を語る
            本堂前の大きな庭石の横に真っ赤な寒椿が咲き参拝者を歓迎してくれました

八坂庚申堂へ

東山区の金剛寺八坂庚申堂(ご本尊は青面金剛様)へ。東大路通から八坂の搭へ向かう道すがら南側に小さなお堂が。大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂と並ぶ三大庚申堂のひとつです。青面金剛は元々夜叉ですが、仏様に出会い仏教に帰依したので仏教を信じる人を全力で守り、ご利益を与える善神になったそうです。

庚申とは「かのえ・さる(こうしん)」の日のこと。庚申さんはいい人が好き。いい人にはご利益を与え悪い人は嫌いで罰を与える。庚申さんの願いは皆がいい人になること。 だから皆が悪い心を起さないように怖い顔を。願い事を祈願したカラフルくくり猿が小さな堂宇いっぱいに飾られています。庚申日寝ないでうまく心が落ち着くように・・・

          門の奥の小さな堂宇には願い事を託されたくくり猿が庚申さんの怖い顔を思い出し欲望をコントロール
          境内に咲いた満開の白梅。外人観光客が多数くくり猿に顔をほころばせ梅の花で春を


2014年3月8日土曜日

法観寺・八坂の搭へ

7世紀創建の法観寺へ、東山山裾の八坂の搭は京都の東山のシンボル的な存在の五重塔。何度も戦火で焼かれ現在は1440年の再建で臨済宗建仁寺派の寺院です。高さ49m。いつ行っても法観寺境内には入れない。最寄の案内所で確認したら3月の東山花灯路開催時期に八坂の搭へ昇ることができるかもとの耳より情報が。

592年聖徳太子が如意輪観音のお告げによって建立しその際仏舎利を三粒納めたという説も。いずれにしろ創建は平安京以前で当時は大阪の四天王寺伽藍や法隆寺伽藍といった大規模だったそう。現在、太子堂・薬師堂・茶室の堂宇を残すのみ。夜間ライトアップされた純和風の五重の搭は東山を象徴する建物です。

             東大路通りから東へ200mの八坂の搭。両側の細道は教徒らしい趣たっぷり
                            人力車に乗った観光客や外人観光客の集団に出あったり、大人気の八坂の搭



2014年3月6日木曜日

五条坂へ

年金生活なのに東山税務署へ確定申告のために五条坂の交差点を渡りました。♪京の五条の橋の上~♪で有名な平安時代末期に牛若丸と弁慶が華麗に戦った五条の橋は現在の松原橋のこと。つまり鴨川にかかる五条大橋は1本南へ下がったのです。五条坂の現在は国道一号線でもあり大変な交通量です。

鴨川の東側から五条坂を通って清水寺までの緩やかな坂道は清水坂と呼ばれています。この辺りに清水焼の職人の窯や店舗が多数あったからです。現在は窯の多数は他所へ移転し残っているのはホンのわずか。8月8~10日の陶器祭りは大変な賑わいです。人間国宝の作品から庶民的な陶器まで実に多種多彩です。

             五条坂交差点の西側。片側4車線の広い道路で高架橋は国道一号線
     五条坂交差点の東側。森は大谷本廟(真言宗開祖の親鸞聖人の御廟と門信徒の納骨場所)入口


2014年3月5日水曜日

鴨川の桜が


京都市内の東側を流れる清流の鴨川は、いつ見てもどの橋や堤防からも、澄んだ川底の石が見え大きな黒い鯉が悠然と泳ぎとても美しい。鴨川のみならず高瀬川も清流です。西側を流れる桂川は昨夏の増水した濁流によって上流からの堆積物が川底に沈殿。早急に川底を掘りあげなければ又もや増水する可能性があるそうです。

世界的な異常気象のせいで日本の天候も確かに変貌した。夏と冬が長くなり美しい春と秋が減少、昨日は13度で本日は6度。冬と春が行ったり来たり。まだかなり寒いのに花の蕾が膨らみ春の気配を教えてくれます。植物は気温でなく太陽光線の強さで春を察知するそうです。4月6日生まれの私は桜の開花が待ち遠しい!

               団栗橋横の桜の蕾が膨らんだ。上流の北山には雪が積もり吹く風は冷たい