2014年3月11日火曜日

妙心寺へ

大本山妙法寺(臨済宗/ご本尊は釈迦如来様)へ。臨済宗は全国で約6000の寺院があり妙心寺派は3500寺。10万坪の大きな敷地に46の搭頭を有する門跡寺院です。遠来の友人と花園駅で待合せ、冬の特別公開中の搭頭(聖澤院と龍泉庵)を参拝しました。聖澤院の公開は7年ぶり。優れた障壁画を展示しています。

片山尚景の獅子図、狩野典信の麒麟図は墨絵で大胆かつ精細な筆致、空想上の動物を描き、文人画家富岡鉄斎の巌栖谷飲図は中国の山谷を描いています。龍泉庵は由里本出や狩野探幽の菩提樹や沙羅の障壁画が、禅宗の中でも臨済宗は皇族や宮家や高級武士が信心した宗派で京都には多数あります。

          臨済宗大本山妙心寺の堂々たる山門。花園駅から徒歩3分。3月18日まで公開中
       聖澤院の庭園は枯山水。境内で梅の花が少し見られたが禅宗寺院は一般的に花が少ない