2014年3月9日日曜日

住本寺へ

東山区の日蓮正宗の住本寺へ。東山山系の山裾にひっそりと建っています。縁起と歴史をみると数奇な運命を辿っているようです。創建は1364年現在地とは異なる京木辻に建立。鎌倉時代に日蓮正宗に改宗し法華一揆で焼失し1550年に再建され破門された住職が引き続き占有居住したり、現在地に移転したり・・・

正門を入ると本堂は閉じられたまま人影がありません。本堂前には寒椿が夕陽を浴びて鮮やかに咲いていました。この寺にも確実に春の気配が偲ばれます。京都は南北に長い地形。同じ花の開花時期も南から北へ昇って咲きます。南と北では高低差もあり今出川辺りから北側の冬は相当寒く時々雪も降るようです。

        荘厳な正門横に住本寺の歴史が書かれ、ずっしりとした屋根瓦が住本寺の歴史を語る
            本堂前の大きな庭石の横に真っ赤な寒椿が咲き参拝者を歓迎してくれました