2011年4月22日金曜日

千本閻魔堂へ

千本閻魔堂の桜は日本でここしかない桜が、と京都の友人に聞いて出掛けました。大変遅咲きで一見、普通の八重桜に見えますが、八重どころか九重以上もありそうな見事な花びらでした。花はいかにも重そうで下を向き、名前は普賢象桜とのこと。花びらの真ん中から緑色の細い双葉が。

足利義満の時代、この辺りに多数のこの桜が植えられ千本桜と呼ばれていたそうです。秀吉が築いた京都内をぐるっと囲んだ洛中のお土居を表す洛中洛外図にも、この桜が描かれているそうです。この桜は長い茎とともに首から墜ちる珍しい桜。残念ながら私が訪問した20日はまだ五分咲き程度で、一輪も墜ちていませんでした。

          掲示板に墜ちた桜の写真がありパチリ。実際は下の桜色。劣化による変色で濃くなった?
                      今にも雨が降りそうな曇り空で下向きの普賢象桜