2011年4月14日木曜日

哲学の道へ

銀閣寺から南禅寺までの小道。この琵琶湖疎水の周辺は、哲学者の西田幾太郎さんが思索しながら歩んだ時から、きっと変化がないのでしょう。私は京都暮らしを始めてから何度もこの道を歩きましたが、今日のような人の多さに出会ったことがない。かといって、人々が大声を出すのでもなく、静かにただただ歩いています。哲学の道、というネーミングが素敵ですね。皆さん、自主的に寡黙になりますよね。

7年前、やはり私は哲学の道を歩いていました。春、桜が満開のはずが、行けども行けども一輪の開花も見られず、堅い蕾ばかりでした。悔しくて、桜の開花時期を前もって予測するのはやめよう、と心に誓いました。花見日の決断は前日か前々日にしようと。しかし今日の哲学の道の両岸の桜は満開ですね。素晴らしい!!

                                             京都の疎水の流れの早さと川底の綺麗な様子はお見事
                  満開の桜、ただうっとり。寒い冬があるから桜咲く春が来る