2011年4月7日木曜日

法隆寺へ

いいなー、私は法隆寺が大好きです。そういえば、ここから私の日本史好きが始まったような気がします。飛鳥時代の姿を現代に伝える世界最古の木造建築は、いつ訪問しても整然と堂々として見えます。重厚な黒い瓦が直線的に並び、松林さえ凛として美しい姿です。私は小学校の修学旅行で奈良・京都を訪問した時、歴史の重みに心がズキズキしたことを、昨日のことのように覚えています。

南大門を入ると長い白壁が続き、その先の真ん中に中門が目に飛び込み、その向こうに五重塔がそびえ立ち、右に廻る長い通路をゆくとあの夢殿が。八角円堂の建物に夢殿という名前をつけた人がいた、その人は聖徳太子の功徳を偲んでこの建物を建て、1300年後の私達がこうして憧れの眼差しで見ているのです。太子の等身大の球世観音像の輝きや百済観音像の流れるようなお姿が、実に不思議な世界に見えました。まさに子供ごころに火がついた、のです。

                              私がワクワクした気持ちで、この南大門をくぐる時、いつもその先に青空が。
                    奈良時代建造の夢殿!こんな建物を考えた人がいた!