2011年4月13日水曜日

桜守佐野邸へ

佐野藤右衛門(14代目)さんは桜と会話ができる桜守としてその存在は全国に知られ、病んだ桜があればどこへでも出かけ手入れする樹木医です。円山公園の有名な枝垂れ桜は先代藤右衛門さんが82年前、現藤右衛門さん誕生記念に植えた木。枝ぶりが寂しくなったのでそろそろ植え替え準備中とのことですが、現藤右衛門さんがお元気なうちは・・・とのこと。

佐野邸の桜が満開と聞いて出掛けました。門を入ると優しい枝ぶりの紅しだれ桜がこんもりと華やかに。夕刻になれば薪を炊いて桜を愛でるとか。薪の灯りに映える桜の花を目の当たりにしたくて遅い時間に自宅を出ました。意外に人影が少なく、陽が落ち始めると静かな世界が。見知らぬ山里でひとりではさすが強心臓の私も落ち着かず、次回は屈強な用心棒を連れて来ようと決心。通りがかりの方にバス停を教えていただき帰途につきました。

                                  夕映えの紅しだれ桜。右手に月が。ピンボケのため満月に見えるが実は半月
                     ひとつひとつの花びらは小ぶりで可愛らしい