2011年4月19日火曜日

常照皇寺へ

常照皇寺は京都の北東の山の中。仁和寺から北山杉で有名な周山街道を車で小一時間も走ります。京丹後・天橋立に向かう鯖街道の駅道沿いです。南北朝時代の北朝の初代、光厳天皇が出家して上皇となり禅を修業するために開いた寺とのこと。皇室を施主、門前の10数家を檀家とする臨済宗の寺だそうです。

桜は九重の樹齢600年の古木が七分咲きでした。樹は苔むし重厚な存在感ですが今にも倒れそう。それでも細く伸びた枝先に可憐な花を咲かせるのが桜です。車返しの桜は八重桜ですが堅い蕾のままでした。私の訪問がちと早かったようです。皇室と関わりが深いせいか高貴な品格が漂う桜と人々から賞賛されています。

                                      樹齢600年の九重桜。古木の先の細い枝先に小さな花が咲く
                   冬には雪が積もる山深い寺に静かに佇む5本の九重桜