2011年2月4日金曜日

建仁寺へ

建仁寺は、我が家から鴨川の向こうに屋根が見える近さ。臨済宗の寺ですがここも何度参拝したことか。中国から渡来した榮西和尚が開祖で、2014年に800年大恩忌を行います。初めて参拝した時、一巡後、「今から和尚が寺内を案内」とのアナウンス。なかなかイケ面なお坊様のため、もう一巡ついて行きました。おかげで建仁寺について私は多少詳しくなりました。

榮西和尚は中国から日本へお茶を紹介した方だそうで、確かに寺内の垣根はお茶の木が植えられています。酸性雨のため今は未使用とのこと。本坊には小泉淳作氏の双龍図が迫力満点に描かれ、俵屋宗達の風神雷神の屏風も見応え十分です。お茶室にて、榮西和尚が伝えた初期のお茶作法で抹茶をいただきましたが、千利休がその後、様式を変えた、とのことです。
                      
       西門。この寺の門はたくさんある。祇園の中にあり寺内は行き交う人々の生活道路のよう。
                  珍しい双龍図。ユーモラスでかわいい顔、五本の指が特徴。