2011年2月17日木曜日

東京国立博物館(仏教伝来の道)へ

東京へ戻ったとたんに雪がf降り積もりました。積雪3cm。早朝、東京国立博物館の西門で薬師寺のお坊様と待ち合せしました。「仏教伝来の道/平山郁夫と文化財保護」展を開催中で、薬師寺から平山画伯の敦煌の壁画が出品され、お坊様は交代で博物館に詰めておられます。毎朝、開館前に壁画の前でお経を詠んでいらっしゃるとのこと。私も同行させていただきました。

広い館内は静寂そのもの。美しい壁画の前で二人のお坊様による読経が始まりました。薬師寺内で展示された壁画は何度も拝見しておりますが、国立博物館のような広い空間に展示された壁画は、一段と凛々しい気高さに満ち満ちておりました。館内に響き渡る大きな声のお経の二重奏を、この私が独占させていただき、背筋がピンと伸びて、とても幸せなひと時でした。ありがとうございました。

                      ポスターは薬師寺所蔵の大唐西域壁画・大雁搭
                     博物館前は、昨夜から今朝までに積もった雪が。