2011年2月6日日曜日

養源院へ

養源院は話題満載のお寺です。京都へ来てから2度目の参拝ですが先回に比べて訪問者の数がもの凄く多い。NHKの大河ドラマ「江」の影響です。かの淀君が豊臣秀吉に願い出て、父浅井長政の21回忌追善のために建立とのこと。養源院は長政の院号ですがまもなく焼失。その後、徳川秀忠がお江(崇徳院)の願いにより伏見城の遺構を用いて再建し、以来徳川家の菩提所として歴代将軍の位牌を祀っています。

本堂には石田三成によって伏見城が落城した際、徳川方の鳥居元忠はじめ300余人が自害した時にたっぷり含んだ血の跡がついた床が血天井として張られています。何度洗っても落ちなかった血の跡がくっきりと。壁には俵屋宗達の見事で力強いタッチの襖杉戸絵が堂々と何枚もあり、お江の位牌には徳川、天皇、豊臣の家紋があり、鴬張りの廊下は左甚五郎の作・・・ただ今は特別展示として、淀君、江、秀頼の肖像画が展示されています

              三十三間堂の横にひっそりと。この1年は多くの参拝者で賑やかでしょう。
庭にお江の供養塔。お市の供養塔よりも当然大きい。