2011年2月27日日曜日

清宗根付館へ

京都の知人から、ぜひ訪問を、とのこと。壬生寺正門前の立派な建物が清宗根付館でした。京都にて40年間タクシー運転経験者もその存在を知らない様子。到着までに何度も「壬生寺の東側?」と確認されました。江戸時代に建てられた武家屋敷が丸ごと根付館でした。その数量と質は驚嘆に値しますが、訪問者が若い女性が多数であることもビックリ!

根付とは江戸時代、着物姿の男性が煙草入れ・矢立て・印籠・小物入れなどを、ひもで帯から吊るして持ち歩くときに用いた細工物のこと。象牙・柘植・黒檀など高価な素材ばかり。小さな美術品には極め細かな細工が施され、拡大鏡で見なければ詳細不明な作品が実にたくさん。今回は閉館間近だったためザッと見ただけですが、近々じっくり見に行きたい。未訪問の方はぜひどうぞ!

                     骨董価値が高いためか、門前に警備員が常駐。
現代作家の作品。根付の起源は江戸時代。根付館は日本唯一。