2013年11月4日月曜日

長楽寺へ

東山区の長楽寺(時宗/ご本尊は観世音菩薩様)。805年桓武天皇の勅命により創建され伝教大師開祖の古刹です。当初は天台宗だったが一遍上人の時、時宗に。円山公園奥のため静かな寺ですが江戸時代まで花の寺として大変な賑わいだったとか。壇ノ浦の合戦で入水後源氏に助けられた平清盛の娘建礼門院徳子が剃髪した寺で木像が安置されています。

建礼門院は壇ノ浦で入水した幼い安徳天皇の御衣を小さな幡に仕立て奉納し展示されています。特別公開中なのに受付に人がいない。自由にお入りくださいと各伽藍に張り紙が。一遍上人他多数の高僧の坐像が安置されています。隠れた紅葉の名所のようで東山山麓の古木の間の空を青モミジが覆っていました。

            長楽寺参道。外人参拝者が多いのは北側の日本家屋のお宿吉水の客かも
足利義政が慈恩寺(銀閣寺)創建前に長楽寺の庭で試作した東山山麓の清水を引いた池