2013年11月22日金曜日

妙楽寺(福井)へ

7世紀初頭この地を訪れた行基を開祖とする妙楽寺(真言宗/ご本尊は千手観音菩薩様)へ。境内は4000㎡と広く苔むした石垣の間を抜けて朱塗りの橋を渡り三門を入ると本堂・鐘楼・地蔵堂等が。本堂は鎌倉時代作で若狭最古の建造物です。寄棟造り檜皮葺で豪華な天井と立派な厨子の中には・・・

ご本尊の木造千手観音菩薩様は平安時代作で176㎝。お顔も立ち姿も見事な彫り物で桧の一木造り。千手には蓮の花や斧や宝剣など様々な捧げ物が。創建当時の人々の篤い仏様への帰依の心が伺えます。往時は日本海側の各地が海外へ開かれた港であり豊かな物資の往来がこの地に安寧の恵みを与えたのでしょう。

                  三門から本堂までは鬱蒼とした大木の杉木立が並ぶ道が
           本堂内にはご本尊様といずれも平安時代作の地蔵菩薩坐像・観音菩薩坐像が並んで