2013年11月23日土曜日

多田寺(福井)へ

役の行者が開いた山岳宗教若狭修験の根本道場の多田寺(真言宗/ご本尊は薬師如来様)へ。薬師如来様は蓮華の台座から頭頂に至るまで欅の一木彫刻で樹齢3000年の巨木を使用し192cmの仏様に。創建は8世紀半ば。奈良時代孝謙天皇の眼病を快癒した仏様で日本三大薬師として敬われているそうです。

本堂内には日光十一面観音様・菩薩様・四天王様・十二神将様が安置され脇には阿弥陀如来様3体が。お顔がよく似た平安時代作の阿弥陀如来様は廃寺から寄進されたそうで若狭小浜がいかに醸成された地であったかを物語っています。明治維新の廃仏棄釈も辛抱強く乗り越えた民衆の仏教への力強い信仰心が・・・
  
         本堂内には驚きの仏様達が。多田寺が京都であれば多数の参拝者が押し寄せるでしょう
           案内女性の弁では静かに鐘を突くとお金が儲かる。心して祈願して打つようにだって!