2013年11月6日水曜日

奈良公園へ

奈良公園はとても懐かしい。50年以上前の高校1年の夏美術部の合宿で公園沿いの古い旅館(日吉館)へ宿泊しました。現在は取り壊されたが名物女将が画学生や建築科学生の面倒をみてくれた安価な宿でした。日本家屋が斜めに傾き、寝ると転がるね!と大騒ぎ。障子の向こうの朝夕の美しい公園が今も目に浮かびます。

薄暗い時間に宿を飛び出し朝食で帰宿し日暮れまで神社仏閣や仏像のデッサンに邁進し真っ黒に日焼けした夏。50年後のリッチな本日のランチは我が家隣のご親切な奥様に教えていただいた公園内の茶屋の縁台で茶粥懐石に舌鼓。奈良公園では必ず鹿に煎餅をあげるのが私の習慣です。牡鹿は10月に角を切られた直後で痛々しい。

             奈良公園の鈍い紅葉は桜の葉。春日大社の神徒1200頭の鹿が遊歩する
             穏やかな晴天。 芝の生育がよく鹿が食み、暖かく優しい日差しが注いで・・・