2011年5月19日木曜日

祇王寺へ

奥嵯峨野の祇王寺訪問も若き頃に続いて2回目。祇王寺は小倉山麓の竹と楓に囲まれたささやかな草庵です。平家物語に祇王と祇女の姉妹が登場する。祇王は清盛に仕える白拍子で妹の祇女と母とともに大切にされていたが、そこへ仏御前という白拍子が現れ、清盛は心を奪われました。

祇王(21歳)祇女(19歳)母(45歳)は余生を静かに送るべく髪をおろして祇王寺で仏門に入ったが、ほどなくして網戸をたたく者がある。出てみれば思いがけない仏御前。祇王の不幸を思うにつれ、いずれ我が身の無常を感じ、剃髪した尼姿の仏御前(17歳)が立っていた・・・仏壇には、4人の美しい木像と柱の陰で見えない清盛の木像が安置されています。

                                          苔むした庭に春の木漏れ日が。モミジの木が何かを
                       右奥が小さな草庵。大覚寺の塔頭のひとつ