2011年5月9日月曜日

万葉植物園(奈良)へ

春日大社の隣の万葉植物園に行きました。万葉集に詠まれた花達が清楚に健気に満開でした。すみれ・れんげ・あやめ・なずな・だいこん・・中でも一番目立ったのは藤の花です。時の権力者の藤原氏が姓にちなんで見事な藤の花を春日大社に植えたのだろうと、勝手な想像をしてしまいました。

現代の花屋の店頭は外来種の花ばかりで、カタカナ名のオンパレードに私はうんざりしておりました。色鮮やか過ぎて大輪で・・・が、この植物園は私が子供の頃、実家近くの馬
場や川辺で見慣れた素朴な小さな花ばかり。私は古の人達と同じ花を見ていた、と思ったら何やら嬉しくなりました。

                                直径約6cm長さ25cmの小さなあやめ。最近も社寺の庭に咲いています
                  大変珍しい麦畑が。この前、麦を見たのはいつの日か