2011年5月10日火曜日

写楽展(東京)へ

9日東州斎写楽展を見に行きました。連休明けのためか人数が少なく丁度良いペースで1枚1枚をじっくり拝見。写楽は江戸の役者絵を大判雲母(きら)摺りの衝撃的な作品発表以来、10ヶ月で忽然と姿を消したが、短期間に多数の作品を残しました。

140図、170枚の作品を4期に分けて展示。写楽の進化の過程が非常によく分かりました。出品のほとんどは欧米美術館やコレクターからの出品で日本所有が少ないのが残念ですが、よくぞ、今回の写楽展はここまで作品収集と展示をしてくれた、感謝!できれば、よく見えるメガネでもう一度じっくり見に行きたい心境です。

                                   初期作品は大首絵という顔のアップ。役者の表情で演目のひと時が
                   メトロポリタン美術館所蔵の三代目大谷鬼次の江戸兵衛