2011年5月26日木曜日

6回目の桂離宮へ

今回は、京都暮らしを始めた直後に出会い親しくなった京丹後縮緬の織元の奥様と一緒でした。風薫る五月晴れの爽やかな日、拝観者は満員御礼。私はこの桂離宮が京都で一番好きな場所で2ヶ月に一度訪問しました。宮内庁職員の説明も担当者によって個性があり、69,000㎡余の庭苑は季節によって異なる趣で迎えてくれました。

400年前八条宮が山荘として建築に着手。完成までには3代の手が。初代宮様は幼少の頃太閤秀吉の養子となったが秀頼誕生の後八条宮を摂家。浅井3姉妹の次女初の嫁ぎ先京極家から奥方を迎えました。この八条宮様が素晴らしい感性の持ち主で建物や庭苑のアチコチに来客をもてなす工夫があり、簡素な中にも格調の高い様々なデザインやアイディアが見え隠れ。拝観手続を面倒がらず、ぜひ皆様も訪問してください。

             古書院の月見台の真正面から中秋の名月が上り、中空に上がると池に映る月を愛でる
            2代目の奥方は加賀前田家から迎えた。相当な財力で中書院新書院を建設