2011年3月22日火曜日

相国寺へ

臨済宗総本山の相国寺へ。御所の北、同志社大学の真ん中に相国寺の長い参道があります。末寺に金閣寺・銀閣寺を従える格式の高いお寺で室町時代3代将軍足利義満によって禅宗の道場として建立したそうです。僧は韓国から迎えた有名な夢想国師とのこと。寺内の承天閣美術館には多数の伊藤若冲の水墨画の襖絵がありました。大芭蕉図・葡萄小禽図など修理を終えた力作がずらり。展示法がかなり本格的で、つまりお金がかかっている。

つい最近、有馬住職が脱税し1億円の追徴金をポンと支払ったことでつとに有名に。来館者は有馬和尚の写真を見て「この人、1億円・・・」と指をさす。住職には「神戸に綺麗な人がいるんやで」「金持ちの葬式代は仰山とりはるねん」などなど、京都のオバサマは余所者の私にひとしきり。暑さ寒さ対策に承天閣にいてるんやそうで、確かに新聞で拝見したつややかなお顔は精進料理を食べているお坊様とは思えない・・・この話題、当分尽きることがなさそうです。

                                       足利義満が禅を学習しただろう法堂。有馬住職もでしょうね。
                  承天閣前の梅。他はかなり散っているがここはまだ美しい。