2011年3月20日日曜日

曼殊院へ

富山県から友人が4歳の娘と京都へ。私の白髪は小さな子供に泣かれることがありますが彼女は大丈夫でした。すぐに私の手を取って歩いたのがとても嬉しいです。曼殊院訪問は2年半ぶり。洛北屈指の名刹です。最澄伝教大師が国家鎮魂の道場として建立したそうで、今まさにそのタイミングのせいか、庭を眺めてじっと佇む若者が多い。17世紀半ば良尚親王が入寺されたため門跡となり、曼殊院として現在の地に造営されたとのこと。

桃山時代末期から徳川時代初期、将軍家は天皇家ととても近しい関係にあり、各武将もこぞって皇族と姻せき関係をもち援助したので、こんなに優雅で格式の高い建物が完成し、約400年後の現在も人々に感銘を与えているのだと思います。この門跡には京極家が支援を。良尚親王の弟の八条の宮家(桂離宮)には前田家が。

                                  門を入ってすぐ横に梅林が。花見でなく香りを愛でるための梅とか。
                 小堀遠州作の庭苑。白砂は屋敷内に灯りを取り入れるために。