2011年3月20日日曜日

花灯路へ

京都の東山沿いの各寺で春秋の2回観光シーズンのちょい前に開催されるのが花灯路。東日本大震災で中止と聞いたが、各流派の活花が。土日のみ開催とのこと。見れば、灯路も点々と準備されている。青蓮院・知恩院・円山公園・高台寺・清水寺まで、夕闇迫る頃から幽玄の美が静かな邸内に表現され、この世のものとは思えない風景が広がる。

円山公園内の坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像を見に。いつ来ても人々が二人を見上げ、二人は見下ろしている。その手前、あの有名な枝垂れ桜の東側に優雅な大きな活花が二器。ライトアップされたらさぞ綺麗だろう。京都へ来て感心したことですが、室内のアチコチに季節の花が活けてある。私も若い頃池坊を学んだが、型どおりに活ける指導にすぐ飽き、自己流で活けたら師匠から「面白いから自由にやって」と言われたのは中学生の頃。

                                          桜の蕾は確かに大きくなったが、その前にこの活花を見て。
                           極楽鳥が庭苑に降り、舞をまう。