2013年4月8日月曜日

常寂光寺へ

嵐山駅から西山の麓を北へ進むと、静かで落ち着いた田舎道を散歩する気分でオゾンを胸いっぱいに吸って軽快に歩くことができます。左に小倉山の麓の常寂光寺の仁王門が突然現われます。開山は戦国時代末期の1595年。帰依者には秀吉の兄弟姉妹、小早川秀秋、加藤清正、京都の町衆などが多かったそうです。

仁王門をくぐって長い階段をまっすぐ上ると本堂が。後ろを振り返ると京都の町が一望できます。こんなに高い場所に上って来たのか、と感慨無量。正面に比叡山がそびえ、大文字山・東山・山科まで。市街地は建物が林立し、どこがどこやらの感がするが創建時はきっと碁盤の目に従って、神社仏閣の屋根や搭が確認できたことでしょう。

                常寂光寺の仁王門。南北朝時代の建立で仁王像は運慶の作
                本堂前から後ろを振り返ると桜が満開の京都の町が明るく広がる