2013年7月29日月曜日

愛宕念仏寺へ

再び、愛宕(おたぎ)念仏寺(天台宗・厄除け千手観音)へ。優しいご住職がツアー一行のためにご丁寧に境内をご案内くださいました。感謝します!奈良時代の建立から今日までの流転は涙が出るほど凄まじく・・・千手観音様は大正時代、手が全てなかったそうです。鎌倉様式が美しい本堂は重要文化財。化野念仏寺から徒歩7分北へ上った所です。

昭和56年~10年間、1200人の一般参拝者の手で千二百羅漢様が彫られました。 お顔は一様に穏やかで優しく微笑んで。彫った人々の人生や想いが溢れ、ほど良く頭・肩に苔が覆い始めました。羅漢堂では全員畳の上に寝て、先代住職が描いた蓮華蔵世界の天井画の説明がありました。結びは「あなたも仏」深いふか~いお言葉でした。

            ギターを持ったりカメラをぶら下げたり子供を抱いたり夫婦仲良く肩を寄せたり
           右は鎌倉時代建造の本堂、左は多宝塔。人はなぜか自分の顔に似た羅漢様を彫る