2013年7月1日月曜日

愛宕念仏寺へ

愛宕山は京都の町から見える一番高い山です。愛宕山の麓の愛宕念仏寺へ行ってきました。ご親切な方がカメラやギターを持った石仏のお寺がある、と誘ってくださったのです。創建は700年代後半で山城国の愛宕(おだき)郡に愛宕寺(おだきてら)として。その後祇園の南側で1000年以上の歳月の後、大正11年に当地に移築されたそうです。

昭和56年寺門の興隆を祈願して「千二百羅漢落慶」を発願。1200人の一般の参拝者の手によって彫られた羅漢さんが丁度良い加減に苔を頭に被って親しく笑って迎えてくださいました。カメラやギターは祈願者の趣味だったのでしょう。御酒を酌み交わしたり男女が寄り添ったり、その表現は実に豊かでした。

       ご本尊は鎌倉時代の厄除け千手観音、本堂は重要文化財。屋根は鎌倉様式の美しい曲線
              境内のあちこちに1200体の羅漢さん。10年の歳月で落慶法要したとか