2013年7月16日火曜日

高台寺へ

豊臣秀吉没後、その菩提を弔うため夫人の北政所が1606年に建立した寺。建設に当たって徳川家康から多大な財政援助をうけ、東山霊山の麓に広大な敷地を有して創建され当時の寺観は壮麗を極めたようです。北は現在の四条通の茶屋一力から八坂の搭辺りまで。度々の火災で多くの堂宇を失い、敷地も狭くなったとか。

当時の建物が500年の時を経て、現存するのは開山堂・霊屋・傘亭・時雨亭・表門・観月台のみで国の重要文化財。霊屋は秀吉と北政所を祀る場所。厨子内の左右にお二人の木像が安置されています。方丈から眺める庭園風景は素晴らしく、紅葉や桜の季節、夜間ライトアップで池に映し出される開山堂は息を飲む美しさです。

                               ねねの道の途中に高台寺への長い石段が。左側に水の流れがあり涼やか
       方丈から勅使門を臨む白砂の庭は憩いの場所。誰もが軒先に腰を降ろしてしばしの時を