2011年6月26日日曜日

旧岩崎邸へ

ここは江戸時代の越後高田藩榊原邸の屋敷跡とのこと。緩やかな長い坂道を昇ると三菱財閥岩崎家本邸が現れます。設計は日本の西欧建築の父ともいわれるコンドル。かっては15000坪の敷地に20棟以上の建物があったそうですが現存するのは洋館、和館、ビリヤード場のみ。見事な芝庭と高田藩の深い森の庭園が美しい。

龍馬伝の若き岩崎弥太郎は汚れた服装で自己中心的な人物に描かれたため三菱関連企業から多少のクレームがあったようですが、この建物を見る限り、あまりの相違に仰天するばかり。建物は主に年1回の岩崎家の集まりや国の内外の賓客を招いて催されるパーティーなどに使用されたそうです。

            明治期の上層階級の邸宅を代表する西洋式木造2階建築。明治29年完成
        芝庭は洋館建築と見事な調和を成す。戦後、GHQに接収されたが現在は重要文化財に指定