2011年6月11日土曜日

根津美術館へ

京丹後の宮津在住のUさんご夫妻と南青山の根津美術館へ行きました。3年の月日をかけリニューアルしたばかりで展示室はとても見やすい。緑豊かな広大な庭園があり、雨上がりのこの日は葉っぱの濃淡が鮮やかでとても美しい。東武鉄道の社長を務めた実業家・根津嘉一郎氏が蒐集した日本・東洋の古美術コレクションを財団化し、現在に至るそうです。

特別展示は「伊万里柿右衛門鍋島」。国産の磁器が誕生したのは17世紀初頭で佐賀県有田とのこと。初期の磁器から江戸時代末期までの作品が、分かりやすく展示されています。初期の、独特な青色の文様に加え、後期には赤・緑・黄も自在に使えるようになり、日本独自の創意工夫がなされ・・・と展示品の数々は磁器物語を一目瞭然でした。

                                  見事な竹林を抜けるとエントランスへ。1歩入ると都会の喧騒が消え・・・
              鬱蒼とした森が続く広大な庭園は江戸の大名屋敷(秋月藩)の跡地か?