2011年1月12日水曜日

小泉淳作展へ

高島屋京都店で開催中の小泉淳作展に行きました。東大寺本坊のために描いた50枚の襖絵が全て展示され、それはそれはお見事でした。聖武天皇と光明皇后の像も出展され、襖絵は5年の歳月を費やし80歳で完成されたとか。生命力と精神力の逞しさは緻密で壮大な絵の中に表現されています。

桜の三部作は、宇陀市の又兵衛桜と吉野の桜と東大寺の桜。中でも又兵衛桜は誰もがしばし佇む美しさと荘厳さ。桜を描いたら売れるから描きたくなかった、とは氏の弁。歌も絵も日本人は桜が好きですね。蓮の連作は昨夏、法金剛院と琵琶湖畔烏丸湾内の蓮の見事な群生を見た時の心地よさを思い出しました。

                 許可を得てポスターを撮影。奈良県宇陀市の又兵衛桜がモデル。