2013年9月7日土曜日

祇園閣へ

非公開の大雲院境内の祇園閣へ。1928年大蔵財閥の大蔵喜八郎氏が御大典記念に創立した祇園祭の鉾の外観をした立派な楼閣で京都市内が一望できる。内部は廻り階段で上へあがるが敦煌の莫高窟所蔵窟の壁画が上部までびっしりと描かれています。壁画の前には〇〇窟と番号が記載されたプレートが。

それぞれの壁画の有名な箇所の一部が描かれています。仏教文化に造詣の深い井筒雅風氏の指導を仰ぎ敦煌の壁画を模写したそうで釈迦説法図と観無量寿経変相図を中心に構想が練られ、日中友好の一助になればとの願いが込められています。この祇園閣窟が敦煌莫高窟研究の一端となり仏教文化の礎となることを祈願しているとのこと。

                                       いつも外から眺めていたが京都には珍しい建物との疑問が解決