2013年9月4日水曜日

おわら風の盆(富山)へ

立春から二百十日の風封じと五穀豊穣を願い、演者が三日三晩唄や踊りに酔いしれる「越中おわら風の盆」を見に行きました。最初に、往時を偲ばせる佇まいの家々の坂の道諏訪町で三味線と胡弓、哀愁を帯びた地方衆の演奏に合わせた踊り手の優美な所作を拝見。旅館が用意した椅子席をちゃっかり確保。最後は、聞明寺の本堂で優雅な踊りを・・・

加賀百万石の前田藩、後に分家となった富山藩で八尾のおわら風の盆は300年の時を経て、目深に被った編み笠で顔を伏せしなやかに踊る女性達と切れ味の良い凛とした所作の男性達の踊りが町を流します。人口2万人の山間の町並みにぼんぼりが揺れ観光客が溢れています。当夜は12万人。前夜の日曜日は20万人だったそうです。

               男性と女性が全く異なる所作で踊る町と同じ所作で踊る町がある
                  富山の男性は男らしいとは居合わせた名古屋女性の弁。なるほど凛とした所作で踊る姿は逞しい