2013年6月5日水曜日

薬師寺(奈良)へ

近鉄西ノ京駅に隣接する薬師寺は白鳳時代に遡ります。大和朝廷を確立した天武天皇の発願で、妻の持統天皇によって本尊の薬師如来が開眼し飛鳥の地に建立したが平城遷都に伴い現在の地に移されたとか。小6の修学旅行で初参拝時、かなりの荒れ寺でした。建物や土塀が崩れかけていたのに端正なお顔の薬師三尊が凛とした姿で輝いていました。

2度目は高校時代美術部の夏の合宿。 若き高田後胤師が優しい笑顔で語りかけてくださり深く感動した記憶が。あれから50余年の月日が。その間の私の参拝は数え切れませんが、確かに薬師寺は大きな躍進を遂げました。どの堂宇も白壁と朱赤の柱に建て替えられ・・・今日も多くの修学旅行生が多数参拝していました。

           薬師如来・日光菩薩・月光菩薩の三尊を祀る金堂。東搭はただ今改装修理中
             六重に見えるが各層に裳階(もこし)をつけた三重の東搭。完成が待ち遠しい