2013年6月6日木曜日

唐招提寺(奈良)へ

唐招提寺は鑑真和上開山のお寺です。中国から荒海の日本海を越えて5度の航海の失敗を重ねた時盲目となられたが強い信念で渡朝されました。南大門の太い丸い柱はギリシャ建築同様に上に行くとやや細いのです。ひび割れた柱に手を当てると天平の温もりが、とは高校時代の初参拝時に、私が勝手に想像した感想です。

以来、唐招提寺を参拝するたびに柱に両手を当てるのが私のご挨拶。門をくぐると堂々たる豊かな量感の金堂が正面に。本日の私の参拝は親切な友人に誘われ、鑑真和上坐像と御影堂障壁画(東山魁夷画伯)特別開扉に合わせて訪問した貴重な一日に。いつもは静かな境内がとても賑やかでした。

            正面に並ぶ8本のエンタシス列柱は遠くギリシャからシルクロードを経て奈良へ
       実際の鑑真和上坐像は帽子を被り暗い灯りの中で静かに・・・背景は東山魁夷の厨子絵「瑞光」