2013年6月17日月曜日

ボストン美術館展(大阪)へ

大阪市立美術館で開催中のボストン美術館展へ。日本美術の至宝。海を渡った幻の国宝。史上最大の里帰り。等伯・光琳・若冲・そして蕭白の絵が数点も。そうなんです。なんといっても曽我蕭白の絵がすごい勢いでした。江戸時代末期に、大胆な構図や筆致で旺盛な絵を描いた絵師の第一人者は蕭白だと思いました。

雲竜図がド迫力!襖からはがされた状態で海を渡り5年の歳月で修復された傑作です。平安時代に描かれた吉備真備入唐図は明治初期、売れ残っていた状態をフェノロサ・ビゲロー達が見出したそうです。明治維新も革命です。廃仏毀釈や時代変換の大混乱の中、大事な日本の財産が多数失われたのです。

      頭と尻尾部分が現存するが本来は胴体部分もあったとか。この襖絵、どこにあったのだろう?