2013年6月2日日曜日

青蓮院へ

東京の友人と天台密教の青蓮院へ。ここは私の大好きなお寺です。創建は平安時代末期の約800年前。ご本尊様(青不動)は仏像ではなく曼荼羅です。幾多の戦乱火災を得て現在の曼荼羅は約400年前豊臣秀吉によって寄贈されたもの。秘仏として一切公開されなかったが平成17年に1回のみご開帳したとのこと。

皇室とは深いご縁の門跡寺院で現在の門主様は平成天皇の従兄弟。庭は小堀遠州作。梅雨の曇天の中、サツキやツツジがきれいに咲いていました。本殿は御所造りで光格天皇・明治天皇が休息された間が現存し庭には左近の桜右近の橘が。夜間ライトアップの頃蛍の光のような幻想的な世界が芝生にボーツと点滅し訪問者は皆しばし無言で佇む場所。

                地恩院から青蓮院へ向かうと道沿いに3本のもみの木の大木が
              金堂前の美しい小堀遠州作の庭。その向こうは孟宗竹が生い茂る静かな山道