2014年6月11日水曜日

源氏物語ミュージアムへ

千年前の平安中期、日本文化が大きく花開いた時代に紫式部が書いた「源氏物語」の展示場です。ここには時空を超えて広がる王朝絵巻の雅な世界が。全54帖の中で最後の10帖の舞台となった宇治。当時は貴族の別邸地として愛されてきました。復元模型や映像で源氏物語と平安時代の文化に触れる場所です。

今春、南座で上演された源氏物語の衣装を特別展示中。私は2階の最前列で極上の時間を過ごしました。市川海老蔵が光源氏を、アメリカのテノール歌手が語り部を、観世流の能役者が紫の上や六条御息所を華麗に演じました。光源氏の狩衣が4着。紫式部の十二単が1着。小物が数点。映像はホリヒロシの美しい人形で浮舟を。

          このミュージアム訪問は確か4回目。廊下と庭と照明が絶妙な空間を描く
                  光源氏の住まい六条院の模型。春夏秋冬の部屋や庭が復元されスポットライトに