2014年6月5日木曜日

百済寺(滋賀)へ

湖東三山のひとつ百済寺(天台宗・十一面観世音菩薩)へ。百済寺はひゃくさいじと読みます。推古天皇(奈良)の時代聖徳太子の御願で百済人のために建立された古刹。当初は僧侶も百済から招いたとか。その後天台宗に属し湖東の小叡山と称され鎌倉室町時代には壮大な寺院に発展したそうです。

信長の焼き討ちで伽藍は全て消失。十一面観世音菩薩様(奈良)は僧の手で無事避難されたそうです。江戸時代初期将軍家や多くの大名家の庇護をえて本堂・仁王門・山門が再建され現在に至っています。四季百彩とうたわれ天上の楽園とも。山門を入って遠望台へ昇ると湖東平野が眼下に広がる風景が。

          左が本堂、右は鐘楼。鐘をひと突きしましたが山々にゴ~~ンとこだまして
                         遠くに琵琶湖が、そのはるか向こうには渡来人の母国「百済国」を望む