2014年6月25日水曜日

祇王寺へ

祇王寺は竹林と苔むした庭がつつましやかな尼寺(真言宗/大日如来様)です。平家物語では平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりによって妹の祇女と母とともに出家した庵です。祇王の後に清盛の寵愛を受けた17歳の仏御前が出家して祇王寺の門を叩いたのです。

白拍子というはかない女性達の性が弔われ静かな祈りの心根が胸に伝わってきます。新緑と苔むした庭の調和はこの世のものとは思えない静かな空間です。祇園精舎の鐘の声諸行無情の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰のことはりをあらはす・・・・平家物語は美しい言葉から始まります。
          
                    瀟洒な山門をくぐると落ち着いた苔の庭が広がって・・・・・
             楓の林の下青々とした苔の絨毯が参拝者を静かに迎えて優しく