2014年6月25日水曜日

化野念仏寺へ

平安時代空海が野ざらしの遺骸を埋葬したと伝えられる鳥野辺の化野念仏寺(浄土宗/阿弥陀如来様)へ。後に法然が念仏道場を開き念仏寺になったという。平安時代以来の墓地であり風葬の地として知られていた。明治36年化野周辺に点在していたお地蔵様を丹念に集めて祀ったお寺です。

境内に祀る8000体を数える石仏・石塔は宝塔説法聴く人々になぞらえ配列安祈しています。竹林と多門塀を背景の茅屋根の小さなお堂はこの世の光は元より母親の顔すら見ることなく露と消えた水子の霊を供養する地蔵尊。無縁仏の霊にローソクをお供えする千灯供養は地蔵盆の夕刻に行われてます。

  あだしとはむなしいとの意で「化」の字は「生」が化して「死」となりこの世に再び生まれ変わること
       梅雨の時期美しい竹林が化野の地を浄化し未来へ向ってまっすぐ天に伸びる志を