2013年5月24日金曜日

光雲寺へ

友人のご厚意で非公開の光雲寺を参拝することができました。東山山裾の南禅寺の搭頭で臨済宗の禅寺です。ここは東福門院和子の菩提寺とのこと。和子は徳川2代将軍秀忠とお江の5女。14歳で後水尾天皇の皇后として入内し天皇亡き後、娘は奈良時代以降850年ぶりの女性天皇に就任した明正天皇です。

和子と娘は徳川家の磐石な体制固めのため天皇家と徳川家を結ぶ重要な役割を担ったことでしょう。現在の寺は小規模ですが燐とした佇まいで格式の高さが伺え御門を入ると葵と菊の紋の入った垂れ幕が目に入る。重厚感に溢れた瓦は家康の生家岡崎を含む有名な参州瓦でした。和尚様のご厚意で明正天皇寄贈の釣鐘を突く機会を得て光栄です。

東山の新緑の樹木が間近に見える光雲寺。哲学の道の西側にひっそりと
             御門を入ると豊かに実った梅の美がいくつも。美味しい梅干になるでしょう