2011年11月7日月曜日

モダン・アート、アメリカン展へ

六本木の国立新美術館へ、モダン・アート、アメリカン展を見に行きました。1921年、アメリカの首都ワシントンからほど近い一角にアメリカで初めての近代美術館として設立されたフィリップス・コレクションの一部公開です。創設者のダンカン・フィリップスは裕福な家庭に生まれ、美術への関心を高めながら妻と共に膨大な絵画から始まった収蔵作品は現在では3000点に及ぶとか。

19世紀後半から20世紀前半までの今回のアメリカン・アート、コレクションは私にとってやや意外な作品ばかり。もしも私がアメリカに住む画家であればこの種の絵は描かないでしょう。裕福なコレクターであっても収集しなかったでしょう。私が約40年前から何度も渡米し、眼に焼付いた広大で自由なアメリカが感じられない。フィリップスご夫妻と私の審美眼にかなりの相違があるようです。

        黒川紀章氏設計の国立新美術館は国内最大級の展示スペース(14,000㎡)を持つ
               この建物はどの角度から見てもどのカットを切り取っても美しい