2011年7月3日日曜日

おとめ山公園へ

江戸時代、あたり一面は将軍家のお狩場でした。そのため、人々が立ち入ることが不可能な御留(おとめ)場だったが明治以降、東半分は近衛家、西半分は相馬家の所有となり、その後、持ち主が変わったり一部分譲されたりしたが、戦後は大蔵省所有となり現在は公園として自然豊かな雑木林や池が残されています。

新宿区下落合の一画のおとめ山公園。坂道の東側の近衛家の回遊式庭園の池には多数の亀が住み、この暑さの中、朽木の上で何匹も連なって甲羅干しをしていました。西側公園の奥に湧水があり、その水の流れで蛍を養殖していた時代もあったそうですが、鬱蒼とした森と藪の中を歩くと、まさに都会のオアシスです。

                                     東側の近衛家側の公園の門。公園は高低差のある細道が連なって
                 公園の中から空を見上げたら、暑い夏の日射しが注いでいた