2011年7月4日月曜日

佐伯祐三記念館へ

下落合の佐伯公園の中に佐伯祐三記念館があります。佐伯祐三は東京美術学校(現芸大)卒業後、憧れのパリへ行く。帰国後(大正時代末期)下落合のアトリエに戻り再びパリへ渡ります。この短い帰省中に「下落合風景」の連作を描きましたが、現存する風景はガード下のたった1枚のみ。この辺りの変わり様は東京の変化そのもの。高級住宅街だったそうで今もその面影が周辺の家並みに残っています。

佐伯祐三は、私が高校時代に憧れた画家。パリのモンマルトル周辺を哀愁に溢れた風情で描いた建築物や色使いは、油絵をはじめたばかりの私に大きな影響を与えました。パリへ行きたい!モンマルトルへ行きたい!とも。貧乏絵描きだと勝手に想像していましたが、自宅兼アトリエが記念館として残っていますが、随分モダンで大きな建物だったようでビックリ!

                                 佐伯家の庭苑が公園となり、自宅はアトリエも含めて計5室とか。
           陽光が燦々と降り注ぐ素敵なアトリエ。高級住宅街の中でひと際目立っていただろう