2014年4月13日日曜日

金峯山寺(奈良)へ

大和国吉野山から大峯山一帯は古代から広く知られた修験道の聖域です。金峯山寺(金峯山修験本宗/ご本尊は金剛蔵王大権現様)は役行者神変大菩薩が白鳳時代(7世紀)に修行に入り以来山伏姿の修験者の信仰の山として現代に至っています。4月10日~12日は金峯山寺の祭礼で賑やかな行事が開催されます。

私は祭礼中に金峯山寺を参内するのは2回目。明治政府は修験道を禁じ廃寺となったが天台宗の末寺として再興。戦後の1948年蔵王堂(国宝)として金峯山修験本宗を立宗したそうです。私の知る限りでは天台宗は廃仏稀釈後の廃寺を多数末寺として救済しています。祭礼中に吉野山を参内すれば山桜が満開で見応え十分です。

           往時、金峯山寺蔵王堂は満開の桜の手前で護摩焚き中のため人が多く下山時に参拝
           満開の桜の中千本。江戸時代に吉野の人々が山を切り開き千本の山桜を植えたとか