2011年9月4日日曜日

御成門と台徳院廟総門へ

芝公園をグルッと巡ると増上寺関連の各種の門がそびえ立っていました。今回の「江」を巡る日帰り旅で芝公園内を行ったり来たりした結果、いくつかの門の存在を知りました。増上寺の偉大な赤い山門。御成門は将軍が増上寺に参詣する時の専用門。台徳院(秀忠)惣門は堂々の赤門でその奥に長くて広い緑の空間が連なっていますが全て秀忠の霊廟だった場所とのこと。

JR浜松町駅から徒歩5分の場所に大門があり、ここから先が増上寺の20万坪の敷地。左右には多くの塔頭があったそうで門のみが残っています。東海道をゆったり歩く大名行列の向うに、増上寺の大門がありその向こうに山門が、その奥に本堂が描かれた浮世絵があります。増上寺が江戸期、いかに荘厳で徳川権勢の象徴であったかが、伺えます。

                                江戸城から一番近い増上寺北側、御成門は将軍参詣時の専用門
          2代将軍秀忠(台徳院)霊廟の惣門。重要文化財。戦災による焼失を逃れた数少ない門