2011年9月9日金曜日

東御苑平川門へ

行きは北桔橋門から入場したが、帰りは平川門からお堀を渡りました。この平川門は江戸城の最も北側に位置しており大奥に近く、大奥務めの女中達の通用門だったそうです。江戸城は15世紀半ば、太田道灌が築城したのが始まりで当時から平川門があったそうです。江戸時代の別名はなんと不浄門。

つまり罪人や病人がこの門から外へ運ばれたとか。松の大廊下で刃傷沙汰を起こした浅野内匠頭は座敷牢に閉じ込められ、即日中にこの平川門から出され芝愛宕下の田村邸にて切腹。平川門から出た橋の中央には創建当時の面影を残す銅製のギボシがあり、思わず振り返りたくなる装いの良い門と橋でした。

                     大奥は1000人の女性が働いていたとか。 この平川門をどんな想いでくぐったことか
               木製の平川橋。最寄り駅はメトロの竹橋駅。皆様もぜひ一度訪問を